久しぶりにきいたセミの声
- tanizawae
- 2014年9月1日
- 読了時間: 2分
夏といえばセミです。
このところ、空き時間に家まわりの仕事をしました。まだ強い日差しの中での作業は、疲れやすいとともに、気分もめいってくるものです。そんな中ですが、屋外の作業が多くなると、今まできこえなかった音がきこえてくることもあり、ほっとすることもあるから不思議です。当たり前のことですが。セミの鳴き声をきいて思い出すというのに、そのセミの声がきこえなかった期間、7年間以上もの土こもりをしていたかのようです。
山梨県の小中学生には、「夏休みの友」という宿題がありますが、私の思い出では、セミの方が「ひと夏の友」というのにふさわしいものでした。
養蚕農家には「わにかい」(3階)があり、湿気を防ぐため風が吹き抜けるようになっていて、1階は、冬はもちろん夏涼しい構造でした。どんなに忙しくても必ず家族で2時間ぐらいの昼寝をしたものです。そんなときの昼寝の子守唄としてのセミの記憶もあります。
ミンミンゼミは姿も声も美しいです。特に、出だしの「ミーン」が長く、最後の「ミー」が下がり気味にデクレシェンドするのが美しい。よく捕らえたのは、体が黒色系のミンミンゼミですが、緑色系のミンミンゼミ(ミカドミンミン)もいました。これは山梨以外ではあまり見られないようです。
静かに近づいたつもりでも、鳴き声が緩やかになり、突然止まります。あわてて捕らえようとして、飛び立ち際、「水分」をかけられるというのがよくあるパターンでした。
Comments