お茶の席での体験
- tanizawae
- 2014年9月21日
- 読了時間: 2分
遅めの朝食をパスタでもと、調理場に立っていましたら、テレビ番組が聞こえてきました。
断片的にしか見たわけではないのですが、サルによる飲食の接待、四国の阿波踊り、和風旅館でのおもてなし、乗馬体験、茶畑での茶摘みやお茶の入れ方の体験など、外国人が嬉々として向かい合うようすが映し出されていました。
木曽路を旅するシーンもありました。先月6日に、私たちが、松尾芭蕉や十返舎一九の風流な旅をイメージして訪れた道を、外国人観光客が、道端の(イタリアにはない?)青竹の群生に感動し、うれしそうに歩いていました。江戸時代に列を連ねて通った参勤交代のサムライをイメージするのだそうです。
海外からの旅行者の反応にも感心しますが、それをとらえて売り出す、地方の方々のセンスやバイタリティにも感心します。
午後は、お茶の席に顔を出しました。茶道には、海外での関心も高いようです。作法のことはわかりませんが、話はまあ聞くようにしています。出されるお茶は、コーヒーより少ないカフェインが私にはよくあうようですし、時々いただく懐石料理もキレがあって、体に「活が入る」ような機会になっています。綿密に準備されていることがよく伝わってきます。ありがたいことです。
実は、ありがたいことはまだあって、それは、歳時記の講義とそれを聴く間の静座の時間です。これらにふれる時間は、私の仕事にとってもなくてはならないものです。
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