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「渓声庵」の由来

  • tanizawae
  • 2014年9月30日
  • 読了時間: 1分

 伸びすぎた庭の植木の剪定をお願いしたところ、朝から2人の職人さんが来てくださいました。

 一昨年の真夏を過ぎたあたりから、祖父が植えたという庭の松の木が枯れはじめ、だいぶ経ってから樹木医でもある従弟にみてもらいましたがすでに手遅れでした。

 直ちに切り倒すことも、かといってモニュメントにするわけにもいかず、しばらく放っておきましたが、代わって周囲に配置されている石(庭石)を主役にすることに決めました。

「窪八幡の森近く、並ぶ兄川、弟川、流れのほとり開く窓・・・」

 と始まる、母校八幡小学校の校歌では、2つの川が扇状地を流れるようすが描かれています。

 その校歌を意識したわけではありませんが、手入れも行き届かず、広さもネコの額ほどの我が庭に、ふるさとの景色が重なって見えました。

 私なりのイメージがありますが、それを押しつけてはいい庭とはいえません。谷の響きに何を感じるのか、それぞれの思いのままにイメージを膨らませていただくということが望ましいわけです。

 松の木の後を何とかしようと思っていたのは6月頃でした。事業計画の提出直前に、「渓声庵」という名前にすることに決めたのです。

 
 
 

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