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ノーベル物理学賞受賞 続き

  • tanizawae
  • 2014年10月11日
  • 読了時間: 2分

 PTAの会員として依頼され、私学振興大会に参加しました。山中伸一文部科学事務次官による基調講演が、「社会の変化と日本の教育~我が国の強みを活かして世界に貢献~」と題して行われました。

 我が国のアメリカへの留学生の数が各段に減っているという話は、ノーベル賞の発表の時期としてはまことにタイムリーな話題でした。

 日本の若者にとって、海外留学の障害は、カネ、言葉、就職口の3つだそうです。幸い何点か支援策も述べられ、わずかですが光明も感じられました。

 さて、昨日のノーベル物理学賞受賞の記事の続きです。

 科学技術にかかわる課題の二つ目です。

 青色発光ダイオードをめぐる訴訟は和解となりましたが、中村氏は、本来は四国での勤務を希望して入社したにもかかわらず、皮肉にもその発明があったがゆえに四国を離れ、日本を離れることになりました。

 三つ目は、現在、ノーベル賞という形で評価されている業績は、数十年前のものだということです。資源のない技術立国である日本にとって、近年の、アメリカへの留学生数や学術論文数の減少といった傾向から予想される、将来的な競争力の低下はたいへん深刻なことです。

 中村氏と日亜化学との間には複雑なものもあるようですが、民事訴訟でもありますし、第三者の立場から見ればよい問題提起だと思います。

 頭脳流出ということに関しては、やはり、我が国の研究の土壌が十分でなかったということを認めざるを得ません。

                                    続く

 
 
 

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