top of page

黄金色の絨毯

  • tanizawae
  • 2014年10月20日
  • 読了時間: 1分

 紅葉の便りとはいえ、まだ周囲の山肌が少し色づき始めたばかり。果樹地帯を通り抜けると、盆地の中心を流れる川沿いの一帯の光景が目に入ってきました。

 新規補助事業の計画書の提出のため、甲府市でも南部地区に用事があり、笛吹川沿岸を下りました。私の家の周辺にもブドウや桃の果樹園の合間に水田があり、すでに稲が刈り取って杭(くい、牛とか牛ぐいといいます)に架けてあるものもあります。毎朝、その一部刈り残った水田を横目に見ながら車を運転しているのですが、それとはまったく違った光景でした。

 目の前の道を挟んで、流れ下る川と一面黄金色の絨毯が、堤防の上から足元の方へ向かう視線沿いに広がっています。そして、稲穂の先には盆地を囲む、上の方からやや色づき始めた連山がそびえています。

 先日、カツラの並木を見ました。立ち並ぶ木々にも、一本の木にも、塗り分けたようなグラデーションがありました。今日の景色はもっと立体的です。全体に紅葉が広がったわけではありませんが、盆地一面、標高差数千メートルに及ぶ立体的なキャンバスに、紅葉と稲穂の色彩が点在しているのです。時間軸で言えば、実は、まだ移り変わる絵の始まり。しばしの期間、周変化、できるものなら、日変化を見ていたいものです。

 
 
 

Opmerkingen


Featured Posts
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Black Square
  • Twitter Black Square
  • Google+ Black Square

© 2014 by keiseian created with Wix.com

bottom of page