「秋」の空と女心
- tanizawae
- 2014年10月23日
- 読了時間: 2分
久しぶりに先輩と会いました。非常勤の教員をしたり、会社の顧問をやっているそうです。
そういえば、別のある先輩は、ヒラ社員で退職し、就職口を探すのに苦労していました。次に会ったときには、そこそこ大きな会社にヒラ社員で再就職したといっていました。そして今年会ったときには社長になっていました。
大学時代の先輩にはバイタリティのある方が多く、生意気な言い方で恐縮ですが、いつも感心しています。
さて、今日も終日、つい2、3日前のさわやかな秋空が愛おしいと思えるような雨空です。
秋のスケッチのついでの話です。
変わりやすいもののたとえとして、「女心と秋の空」という諺があります。と思っていましたら「男心と秋の空」というのがあって、元々、江戸時代にはこちらの言い方がされたそうです。
実際、広辞苑にも、第四版までは「男心と秋の空」は載っていて、「女心と秋の空」という諺は載っていず、第五版で初めて「女心と秋の空」が出てくるのだそうです。
【女心と秋の空】変わりやすいことのたとえ。古くは「男心と秋の空」(広辞苑・第五版)
つまりは、人の心は変わりやすい、そして秋の空(天気)もまた変わりやすいということです・・・・・。といってしまうと味気ない。
西洋文化の影響に伴い、男性観、女性観の変遷が見てとれるのは興味深いわけですが、「秋」の空という表現があってこそ「女心」が嵌るとみたのは(かどうかわかりませんが)、さすが日本人という感じです。
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