二足歩行の功罪
直立二足歩行をしたアウストラロピテクスが現れてから400万年。それでも、6000万年以上の、四足歩行をする哺乳類の歴史からするとまだ日が浅いといわれます。 直立二足歩行の最大の利点は、体幹が直立して巨大な頭部を支えることが可能になり、その結果大きな脳を備え高い知能を得ること...
ほっとした秋の風景
紅葉狩りと初冠雪。西沢渓谷と富士山の、季語を並べたような二つの便り。自然の厳しさばかりのニュースから少し開放される秋の深まりの映像です。 つい先日も畑の雑木や植木の枯れ枝を片付けたばかりだというのに、周囲の山をじっくり眺める余裕もない日々でした。...
日常生活での無意識の習慣
予約してあった歯医者さんに行きました。マスク越しにしか顔を拝見しなかった歯医者さんも多いのですが、ここでは先生の素顔がわかっていますので、イメージしながら治療を受けることができます。そこで、治療の後雑談気味の話になりました。そのときの内容です。...
「ご無心」に応える支援
昨日は、前回の18号のときと同様に、台風19号の情報収集にかかりきりでした。今日は打って変わって澄み渡った秋の空。体全体で受けとめたくなるようなさわやかな風でした。 さて、ノーベル賞受賞に際して書いた文章に対し、感想のメールをいただきました。...
漂流の支援
ノーベル賞受賞を機に、我が国の科学技術の課題を考えました。 続きです。 小田実氏の「何でもみてやろう」という本は、当時の若者にとって実に新鮮で、即日本を飛び出したくなる衝動をかきたてられるような内容でした。 実際、そうして、たった一人で海外で誰も真似することのできない体験を...
ノーベル物理学賞受賞 続き
PTAの会員として依頼され、私学振興大会に参加しました。山中伸一文部科学事務次官による基調講演が、「社会の変化と日本の教育~我が国の強みを活かして世界に貢献~」と題して行われました。 我が国のアメリカへの留学生の数が各段に減っているという話は、ノーベル賞の発表の時期としては...
ノーベル物理学賞とスーパースターの来訪
インターネットが2、3日繋がらず、やっと復活しました。久しぶりに書くような気がします。 今週はいろいろなことがありました。特に昨日は、テレビでしか見たことのなかった方がHPをご覧になられたとのことで突然お見えになり、貴重なお話ができ、素顔の一端に触れさせていただくことができ...
台風18号、去る
昨日、電話やメールで、明日は休校です、という連絡が入りました。このところ県内には大きな台風が来ることがありませんでしたが、こういうときこそ注意が必要だと思います。 我が家にも10代の子どもがいて、折に触れ災害の怖さを伝えるのですが、言葉では限界があります。親としては、体験し...
基礎を学んだ学校
医療系の学校に入る前は、大学院生として、ものづくりの研究をしていました。さまざまな電子機器に使われる電子材料について、結晶レベルで解析したり、合成したりという研究です。 私がその分野に進んだきっかけは、まだブラウン管のテレビを見ていた小学生の頃です。兄から、「将来、テレビは...
御嶽山の噴火
知人から「御嶽山のことは?」というメールをいただきました。連日の報道で気になっていた頃です。 御嶽山が噴火した9月27日以来、まだ死者が増え続け心を痛めています。 心配停止という言葉には、被害の全容はこれからです、という響きがありました。日がたつにつれ、あらためて死者の数、...